A short story of mari belle

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ほんの すこしの あいだだけ





 桜の花の 








 ほんの すこしの あいだだけ








 指先くらいの ことり になりたい。









 羽虫なんて 飲まないで  青虫なんで 食まないで








 頭の上の 薄紅いろの  花の蜜だけ 飲んで眠る









 花弁の枕は 冷たくて  神様のこしらえた 極上の寝床よ。







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