A short story of mari belle

since 2010.10  All Rights Reserved, Copyright mari belle, 2010
くだき



せかいが  どうやって できたか  おしえてあげる







いとがあって




 



あっちから 






ずーーーーーーーっと     ずーーーーーーーーっと





じめんがあってね、






うみに せんを ひいたの






そこには  「くだき」が あって





……







あれ、なに はなしてたっけ?  わすれちゃった… 







ああ、あのね、






うちゅうが  どうやって できたか  おしえてあげる








short story - -
『りすカフェ4』に音源作家として参加させて頂いています。

かわいいリスでいっぱいの「risu cafe4」

マリ☆ベルも音源作家で参加させて頂いてます。
http://hoshiyomi1127.jugem.jp/?eid=35


risu cafe 4(りすカフェ 4)高円寺ぽたかふぇ 10/31(金)〜11/19(水)

 

りすカフェで流す音楽の他に、音源の販売もあります。

又、著作権上、作品として流通していない音源もカフェでは流して頂く予定です。

御散歩がてら、どうぞ遊びに来てくださいね。

http://etsukofukushi.blog38.fc2.com/blog-entry-583.html 

  



 

Infomation - -
けむり



わたあめの ひとはしが  

水色の そらの うえを  のぼっていった





けむりのように


くものように







そらのうえでは  巨人の国があり  

巨人どもが わたあめを喰べているらしい





ちっぽけな にんげんども  指でつまんで ちぎってしまうぞ



ちいさな男の子  口のまわりを  飴色にそめながら 

嬉しそうに 叫ぶ








わたあめの ひとはしが  そらの うえを のぼっていった







けむりのように




くものように










たましいのように

















 



 
short story - -
そうなっているんだ


 

雨は  雨の好きなだけ  雨、 ふってから







風は  風の気の済むまで  風、 ふいてから




さかなは   さかなであることが  うれしく かなしく  飛び跳ねてから








 
それから   また  しずかな   よい気持ちになっていくんだ
 

 





夏の終わり   夜に 飛ぶ鳥は     きっと  蝙蝠です

 










 
short story - -
よぞらぼし



そのこの なまえは よぞらぼし





まだ さわったことがない







たまごの 殻から うまれたのか  







あまい お乳のにおいがするのか






やわらかいのか   うぶげはあるのか













よぞらぼし  さわってみたいな   






よぞらぼし  どんな聲
なの?

          



そうだ   わたしが   ほしにもどって 


 



わたしが  わたしを  さわればいいんだ









 
short story - -
しらんぷりカラス




げんかんを あけたところに



春くらいから




つやつやのくろいカラスが巣をつくりたそうにしてる





わたしが みても しらんぷりカラス





めがあっても  しらんぷりカラス













げんかんを あけたところに



夏になっても




つやつやのくろいカラスが巣をつくりたそうにしてる





わたしが みても しらんぷりカラス





めがあっても  しらんぷりカラス










しらんぷりカラス   めがあっても




しらんぷりカラス   秋になっても?






しらんぷりカラス   冬がきても?






しらんぷりカラス   しらんぷりカラス






しらんぷりカラス   
しらんぷりカラス







  









 
short story - -
はんたいりんご


いつから 変わったのかな





いつ変わったのかな




音が聞こえた? 







わたしのなかの 細胞? か  何か?  の   切り替わる音














はんたい はんたい  はんたいりんご





はんたい はんたい  はんたいりんご





こわくなかったことが  こわくなり






こわかったことが    こわくなくなる














はんたい はんたい  はんたいりんご






はんたい はんたい  はんたいりんご






こわかったことが    こわくなくなり







こわくなかったことが  こわくなる










 
short story - -
かれらの独白 わたしのひとりごと

誰がわたしを お化けみたいに おおきいと 言ったのか

( 赤と白の 椿の樹の 独白 )





四月二十八日   いつもの野原で 



狐につままれた



ふうわりと 
  



思いがけず  たぶんに 妖精と 遊んでしまった


(わたしのひとりごと)











 
short story - -
部屋


301号室   グランドピアノ ドラム ボンゴ  打ち捨てられた ガットギター

401号室  アップライトピアノ  小さな置き時計 譜面台

402号室  セロ  古い机 アップライトピアノ 

403号室  アップライトピアノ 小さな置き時計 譜面台

501号室  アップライトピアノ アップライトピアノ  譜面台  譜面台

601号室  アップライトピアノ 譜面台  小さな置き時計

602号室  アップライトピアノ 譜面台 
 




部屋と こころのなかで はなしをした。


ひとつ ひとつの 部屋に お別れの挨拶を した。





            ありがとう  元気でね  



さいごはぴょこんとした おじぎ。








半世紀の間

部屋しか 知らないことが いっぱいあった

うたを唄うおなかのなか、鍵盤をたたく おなかのなか、
あかちゃんに へんかする たまごたちが 
甘い羊水をうっとりと夢みていることも


あのこが   へやと しずかに   はなしをしたことも




 


 



 
short story - -
月の傘

   
    大きなヨルの ゆりかごで 








 

       しんしんと
眠る あのこの かたちを 










     またたきもせず  聴いている










 
      
 

    


 
       凛と冷たい外気  あのこの かたちを  楽にする



 


    もう  ずっと ずっと此所は  冬の国のまま







   月の傘の下   
そんなへんなことを  願っている
 
short story - -
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